青いだるまとして名を馳せる松川だるま
仙台を代表する縁起物として、愛らしくも力強いその瞳で私たちの暮らしを見守ってくれる「松川だるま」。天保年間、庶民の心のよりどころになるようにと、仙台藩士松川豊之進により作り始められ、初詣や「どんと祭」の露店で授与品として「松川だるま」がずらりと並ぶ姿は、正月の風物詩としても仙台市民には馴染み深い光景です。
愛らしい「すずめ」や「牛乗り子ども」、仲睦まじい「夫婦福助」などがある仙台張り子の中で代表とされるのが「松川だるま」です。群青色に縁取られた顔回りや宝船、福の神が鎮座する豪華な飾りを身にまとうなど、他のだるまとは異なるその姿は“伊達な”文化を感じさせる佇まいです。仙台の柳生和紙(やなぎうわし)を木型に一枚一枚手張りをして作られており、現在も代々受け継がれてきた木型を元に、底の起き上がりの粘土づけなど、ほとんどの工程を手作業で行っています。ひとつひとつに異なる顔立ちもまた、手づくりならではのあたたかみを感じることができます。
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