暮らしの中に溶け込む伝統の編組物
藩政時代の地割が踏襲され、黒板塀に囲まれた武家屋敷が建ち並ぶ角館。往時の風情が残る城下町から少し離れた雲然地区で、「イタヤ細工」は200年にわたり受け継がれてきました。農閑期の副業が手しごととして生まれ、現在は角館町中心地から少し離れた雲然地区で、2軒の工房がその伝統を守り続けています。
「イタヤ馬」はイタヤカエデの若木を帯状に加工し、手作業で編み上げられる、箕やカゴ、ザルなどの「イタヤ細工」の技術を元に作られています。素朴で愛らしい姿は郷土色豊かな玩具として、おみやげとしても人気。イタヤカエデの特徴を活かした軽く、丈夫な仕上がり、使い続けることで飴色になり味わいが深まっていくのも魅力です。農家の知恵が活きた繊細な工芸品として親しまれ、現在は花カゴや手提げカゴ、弁当箱などのほか、染色した材料を編み込んだ現代的なデザインの作品も作られているほか、イタヤカエデの木をくりぬいて作った「イタヤ狐」などの玩具も人気です。
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