鮮やかな彩りが映える干支土鈴
小正月の伝統行事「かまくら」で知られる秋田県横手市で、140年以上にわたり受け継がれる土人形「中山人形」。「中山人形」は鍋島藩(佐賀県)の陶工野田宇吉が秋田県へ移り住んだ後、窯を開いたのが始まりです。生活雑器を焼くかたわら、宇吉の息子金太郎の妻ヨシが宇吉から粘土細工を習い、地元の姉様人形や押し絵を元に生まれたのが中山人形の原型とされています。現在は樋渡製作所の5代目がその技術を受け継いでいます。
鮮やかな彩りと精巧な模様が魅力の「中山人形」。「天神」や「お雛様」、「花魁」、「童子相撲」などの100種類以上の伝統人形のほか、小正月行事の「鳥追い」、「竿燈」、「かまくら」、「ぼんでん」など、民俗行事をモチーフにした新型も多く、その種類の豊富さもファンを魅了しています。近年には十二支土鈴の羊と馬が年賀切手のデザインとして採用されたこともあり広く全国にその名を知られるようになりました。干支の土鈴を制作する姿は年末年始の風物詩としても親しまれています。
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