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政宗公も愛した、美しさと強さを備えた釣り竿
「仙台釣竿」は、仙台藩祖の伊達政宗公も鮎釣に愛用したと伝えられる伝統工芸品。その材料となるのは、宮城県内産の真竹や高野竹で、細身の竿は古竹を、太い竿は若竹を使用します。職人の仕事は、仙台竿にふさわしい竹を切り出すことから始まり、乾燥、削り、継ぎ、塗りなど、200にも及ぶ工程を2~3ヵ月かけて行い、1本の継ぎ竿を作ります。
仙台釣竿の一番の特徴は、しなやかな調子。「竿が釣り人と一体化するような感覚」を覚えるほどに繊細で、魚とも一切争わずに釣り上げることができるのだとか。竿は約8.5mの海釣竿から約1mのタナゴ竿まで、その種類は様々ですが、強さと美しさを兼ね備えた逸品は、そのほとんどがオーダーメイド。通常は1年ほどで仕上がるそうですが、ふさわしい竹が見つからない限り、竿が作られることはありません。それでも、「何年待ってでも欲しい」と、自分だけの竿の完成を待っている人たちがいるのが、仙台釣竿なのです。
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