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400年以上の漆器文化が育んだ伝統美
会津藩の城下町として独自の文化的発展を遂げてきた会津若松市。現在も色濃く残る会津藩の文化のひとつとして「会津漆器」があります。会津の地に漆工芸が根付いたのは天正18(1590)年、会津藩主蒲生氏郷公が産業として奨励したことが始まりです。蒲生氏郷公が滋賀県の日野から木地師や塗師などを招き入れたことで、漆工芸の先端技術がこの地に伝わりました。
「会津漆器」は木地、塗り、加飾の工程をそれぞれの職人が行う分業で作られています。「花塗り」、「金虫喰塗り」を基本に、「会津絵」などの「漆絵」や「沈金」、「蒔絵」を施した美麗な加飾が特徴です。その技法の多彩さは他産地と比べても目を見張るほどで、脈々と受け継がれる漆器製造の伝統を感じさせます。伝統的な意匠を施した漆器はもちろんのこと、現代的な感覚や先端技術を取り入れた新たなブランドも誕生しているほか、漆の植樹や職人育成などにも力をいれており、今後の展開にも注目を集めています。
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